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Channel: 秋麗(あきうらら)
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消えゆくブナの森と熊と

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ネイチャーガイドのおじさんのリュックに大きな熊避け鈴。
手には蜂を撃退するスプレーを握られ、常に臨戦態勢でした。
最近、熊も蜂も出没中らしい。



反対側の腰には蚊取り線香の携帯缶を下げていぶし煙が立ち上がる。
この煙が効果あると効きました。

今年は日本各地で熊が人を襲った事件が相次いでいます。
今回出かけた所は、出羽三山のうち羽黒山と月山、そして鳥海山で熊やばいかも。
以前小浜の神宮寺で賜った少し大きめのワニ鈴をリュックにぶら下げていった。



歩くたびに鈴が揺れて音がするのでうるさいんじゃないかと気にして、時々ポケットに収納したりしてた。
すると周りの人はちゃんと鳴らしといてと言われました。


最近、熊がかじった痕跡残る木道の端


爪あとが残る幹


他にもかなり高いとこまで足跡が残った木も見ました。
この足跡は小熊のような小さめでしたけど、あんな高いとこまで上るんですね。



熊は臆病で怖がりらしいです。
ふつうは、自分の姿を見られるのを嫌って、枝の繁っている自然林を選んで渡り歩く。

ところが現代は、ブナ林などの自然林がどんどん伐採されて、熊は身を隠すところが減っているのでしょう。
餌を探して熊自身も何処を歩いていいのか分からなくなってきてるかも、と記されています。
消えてゆくブナ林とクマの行動の変化

昨秋は主食のブナが大豊作だったため冬眠中に「出産ラッシュ」を迎えた熊。
今年はブナに花がつかないので、おそらく実はほとんど出来ないとなれば、秋の冬眠前の心配ごとはつきません。




ガイドのおじさんも、ねまがりだけ採りに山林入るそうです。
そしてキノコも採集するそうです。
で、ツアーガイド中に、キノコ発見。





ブナハリダケです、安心して食べてくださいって。
ブナの枯れ木や倒木に重なりあって生える食用キノコらしいです。

少し分けてくださったので、まず塩水につけて虫を出す下ごしらえしてから、バターソテー仕上げに醤油まわしかけ。




ブナの奇形はさまざまな面白い形を生みます。

まるで小熊が登ってるかのような


鹿の顔


馬の顔







このあたりはとても雪が深く、3mは積もるとそのポールを示される。


雪の積もった冬に雪上からでたブナの木を薪として切り出し炭焼きに。




その枝を伐採して残された木がコブなどの奇形を生むらしい。






ブナの精霊が宿ってそうな気がします。

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