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Channel: 秋麗(あきうらら)
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日吉大社の西本宮のまさるさんと、etc

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日吉大社について以前調べたときも、行ったことないからよくわからなかった。
今回実際足を運んでみてから調べても私の知識ではよく理解できなかった。
まず、あまりの広さにびっくりした。
どこかのサイトに甲子園球場11個分と書かれてあったような。
1時間程度ではとても周りきれないし、何も知らずに行ったら、半分で納得して帰ってしまいそうだった。



日吉大社には東西に二つの本宮があり、社格としては東が二宮で、西が一宮らしい。

ボランティアガイドさんの案内で、まず向かった先は西本宮


この楼門の屋根軒下にお猿さんがいます。



神猿と書いて、まさるさん は山王神使です。
東本宮の門にはおられませんでした。

拝殿の後ろに本殿があります。


西本宮 (旧称 大宮 又は大比叡)
祭神-大己貴神(オオナムチ) 別名 大国主神・大物主神

東本宮のオオヤマクヒが、古来からの神奈備信仰・磐座信仰を引き継いた自然発生的なものだったのに対して、西本宮のオオナムチは人為的に勧請された神である。
天智天皇が大津に都を築かれた時に三輪山のオオナムチを祀られたのだそうです。


背後に回ってみて、珍しい社殿様式を『日吉造』(聖帝造ともいう)
社殿背後には庇と下陣がないので、横から見ると屋根が切り取られたよう。

二階建てのような2層構造です。
上の本殿で神祇祭祀、床下の下殿で仏教法会がおこなわれていた。
明治初年の神仏分離以降は、原則として下殿祭祀はおこなわれていないそうです。

戦後の宗教政策の変更により徐々に仏教色が戻りつつあるようです。
4月14日の山王祭や5月26日の山王礼拝講では、日吉大社宮司が祝詞を奏上したあと、比叡山僧侶による読経が行われる。




以前、山法師について記事にしたことがあります→2012-01-31 天下三不如意

「加茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞ我が心にかなわぬもの」
平清盛の時代、白河法皇は「天下三不如意」として嘆いています。


比叡山の僧兵は山法師と呼ばれていました。
自分達の主張が通らないと、日吉大社のみこしを担ぎ出し一旦延暦寺に担ぎ上げ、そこから都に下りて朝廷に直訴する。
度を超して物議をかもすことも度々あったことから、最後は織田信長の比叡山焼き討ちにつながります。

八王子宮(現牛尾宮)の神輿だけ、屋根の先にとまった鳥がスズメだと



何でか理由聞いたのにどうしても思い出せない。
参詣したのが11/23、やはり1週間経過すると忘却のかなたですね。

ちょっと休憩して調べます。


追記

日吉大社の 福楽寿寿米 (ふくらすずめ)

山王総本宮 日吉大社では、幸福で楽しいことを雀のふっくらとした姿に求め、
千有余年も昔から「福楽寿寿米」と名付けて珍重しています。
山王祭では御子神の幸福を祈って、玩具としての「福楽寿寿米」が供えられています。

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