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Channel: 秋麗(あきうらら)
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一里四方の水を呼ぶ木★和池の大カツラ

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但馬高原植物園のパンフレットには、和池の大カツラを次のように紹介しています。
「当園のシンボルで幹周り16mの大カツラ。
千年以上この湿原を見守り、今なお瀞川山より水をよび、園内の生命を育んでいます。」





和池の大カツラから水が湧き出ているような錯覚を与え、神秘的な雰囲気を漂わせています。

木の根元を流れる湧水は園内を流れ、その日量5000tと聞いてもピンとこないけれど、
ものすごい勢いで透明で冷たい水が流れているのを目にするとスゴイ量だと思います。


カツラの大木、右横でその水をいただくことができます。

コップも用意されて飲めます。
持ち帰りもOKで入口では空のペットボトル販売されてます。
確か500mlが50円だったかな?
私は家から大きなサイズ2本用意していきもらってきました。





但馬高原に降った雨水がここからわき出してくるのに千年かかると言われていることから千年水と名づけられています。

この千年水は、公園に入場しなくても外の通りで購入することができます。
園内では無料ですが、外では2Lが100円です。





冷たい水を体感するために足をつける場所が設けられていました。



付近にはたくさんのカツラの木があり、この大カツラの森は高坂川の源流として流域の生活用や農業水源として重要な役割を果たしています。
この但馬高原植物園には縄文遺跡があるというのもうなづけます。
清らかな水がなければ人間暮らしていけませんから。
水を呼ぶ大カツラは、人間の命の根源を問いただしてくれる存在でもあります。



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