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Channel: 秋麗(あきうらら)
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なんで出雲は縁結びなの

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お年頃になった時分、40年ほど前の話ですが、すでに出雲は縁結びの神様だと知ってました。
だからといってお願いに参詣したわけでもないけど。

それから月日は流れ、やっと2008年になって出雲行くチャンス到来。
旅パンフとか「縁結び」だらけ、なんでだろうと思ってました。

元禄時代に書かれた井原西鶴の「世間胸算用」に
「出雲は仲人の神」と書かれているのが一番古い文献だそうです。


今回の出雲大社参詣ではガイドさんが付いてくださった。
本殿に祀られた大国主命は西向きに鎮座されてるので、本殿西側の遥拝所から案内されました。



ちょうどその反対側、本殿をとりまく瑞垣外の東西に同じ形の「十九社」があります。
全国の八百万の神々がこの出雲に参集されたときの神様の宿舎だそうです。




たまたま神社関係のお二人は何されるのでしょう?

神無月に全国的に留守番の神様以外はこの出雲に来られるので、
逆に出雲は神在月となります。

神々は人の名前が書かれた札を互いに見せ合いその「縁」を結んでいく。
これが縁結び。
結ぶのは男女の縁ばかりではなく、仕事の縁、農作物と天候の縁、…
一週間がかりの大仕事なんだそうです。


   歌川国久:出雲国大社之図


大国大神が、天照大神に国譲りをした際、
「幽れたる神事を治めましょう」と言ったことが始まりだそうです。
幽れたる神事とは、目に見えない「縁」を結ぶことで、
世の中すべてのものが幸せであるように縁が結ばれると解釈されているため、
この場所が良縁にご利益ありと伝えられるようになったようです。


本殿裏に廻ると、


そのお社背後で見守るように、素鵞社


大国主大神の父神である素鵞鳴尊(スサノオノミコト)が祀られています。
鎌倉時代から江戸時代初期までは出雲大社の祭神で、1667年に本殿から奉遷されました。

本殿東側の東側の「十九社」を通り過ぎ、いよいよ本殿正面


瑞垣のすき間から覗いてみると


なんか工事関係者が…
その奥に、玉垣に囲まれた本殿が見えます。
2008年には遷宮に向けて大国主命が仮殿に移られて、本殿に神様居られないので昇殿見学できました。

なんせ80億円しか遷宮費用がないので、伊勢のように全部建て替えはできません。
本殿の屋根等の大改修だけでおわります。


そしてこの旅の昇殿参拝は、神楽殿で行なわれました。






予約した時間に、各団体は靴を脱いで上に上がります。
お寺さんの和袈裟のような紙が配布され首からかけて儀式にのぞみました。
参拝が終わったら、小さな肌身御守りも賜りました。



神楽殿の正面破風下に張られた大注連縄は超有名ですね。
長さ13m、周囲9m、重さ5トン!

荒垣外に位置する神楽殿では婚礼なども執り行われています。
明治12年の出雲大社教創始の際に、本殿とは別に大国主大神を祀ったことに由来します。

出雲大社教とは?
次回、出雲教に続きます。
 

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