年末に用事があって伺ったお家の玄関先に、蝋梅の蕾がだいぶ膨らんでました。
年が明けたらひと枝分けてもらう約束してたので早速行ってきた。
三宝さんの荒神松をさらに賑々しく飾り
残りをあちこちに挿したけど、枝ぶりが活けるの難しい。
さつまいもはまだ元気です。
蝋梅の甘い匂いが部屋に充満してうれしい。
品のあるフローラルな香りは、ええしのお家の匂いのように思えるから。
関西では、「ええ氏の子」とよく言われますが、ええ氏とは、関西では立派なおうち、よい家柄のひとのこと。
蝋梅に「梅」という字がついてます。
でも、クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属で梅ではないそうです。
ガクと花弁の区別が付かないタイプの花です。
花びらが蝋燭細工のようで、梅に似た花だということでその名が付けられたそうです。
一般的に「ロウバイ」というと、花の中心部が暗紅色になっているものらしい。
じっくり観察したことがなかったのでよくは知らない。
すべての花びらが黄色で透明感のある薄い黄色なのが、素心蝋梅
すべてが黄色なので「混ざりのない、純粋な」という意味だそうです。
やや大輪の花で香りも強め。
ロウバイは江戸時代(17世紀)中国から渡ってきました。
中国名でも「蝋梅」
中国では画題として 雪中四友(せっちゅうしゆう)という4種の花があり、どれも早春に咲く雪に合う花として尊ばれていました。
蝋梅
玉梅(梅)・
茶梅(さざんか)・
水仙
どれもみないい香りがしますね。