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神と仏と鬼の郷・国東半島★峯入りと修正鬼会

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国東半島を観光バスで巡ってた時、車窓から峯入りの案山子が目に留まりました。
しかし走行するバス車内から、あっという間に通り過ぎた一瞬の景色で撮影できなかった。
土地勘ないから場所もわからない。


「六郷満山 峯入り かかし」で画像検索して拝借しました。
たぶんこれかな?

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これではなかったと思います。

六郷満山は718(養老2)年 仁聞菩薩によって開かれたといわれ、その仁聞菩薩の教えに従い、現在も多くの修行僧が「峯入り」という修行で、仁聞菩薩の教えを実践しています。
先月BS11で放映されてるのを視聴しました。

二日目に先達を務めてくださった、願成就寺の若い副住職さんも次回は参列すると話されてました。
確か長安寺で、その行に参列された僧侶の一覧表が掲示されてて、父親の住職さんのお名前が載ってました。

かつては険しかった修行の道も、現在はトレッキングコースとして歩ける部分もあるそうです。



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文殊仙寺で公開されていた鬼大師坐像です。
こちらのお寺では撮影禁止ではなくて護摩祈願の様子などご紹介できました。
文殊仙寺の護摩修行参列で見た焔と太鼓の振動すごかった

あの後、奥の洞窟のようなところで染み出る霊水知恵の水を頂きました。
そして六郷満山1300年を記念して公開されてる鬼大師(元三大師)像を拝謁できました。
さすがにここは撮影を遠慮したので、画像もらってきました。


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2015/9/19~2016/1/17@ 国東市歴史体験学習館

六郷満山1300年の前夜祭として開催された展覧会のようです。
ここには、仏と神と鬼が集う前夜祭というサブタイトルついてます。

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2017/9/13~11/5@九州国立博物館

この催しでは、神と仏と鬼の郷というサブタイトルで、神が先になりました。

そして、今年の「六郷満山開山1300年 」で検索すると、神仏習合発祥地、神様と仏様が初めて出会った地、神と仏の神秘のように、鬼が抜け落ちました。

その鬼の伝承である修正鬼会は早春で、今回のツアー時期とずれていて、鬼にゆかりの寺を参詣しなかったこともあります。

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先に記した、九州国立博物館のサイトで
六郷満山展~神と仏と鬼の郷~

さすがにプロの仕事、見事にまとまってますので完全コピペさせてもらいます。
以下の「第三章 国東の神と仏と鬼」をご参照ください。
いつかまたチャンスを作り、国東半島の鬼を観に行きたいと思います。


第一章 古代宇佐の仏教文化
遠く異国より海を渡り、豊国に伝来した仏教文化。
豊国の仏教文化は、大和の都や筑紫の大宰府の信仰と技術が融合しながら、形づくられていった。
古代寺院を彩った華麗な瓦や岩窟に眠る古仏は、この地の仏教文化の成立過程を語る証人である。
仏堂や塔は古くに朽ち果て、いまは礎石や瓦片などの痕跡を遺すのみであるが、それらのわずかな痕跡をつなぎ合わせたとき、往時の大伽藍が姿を表す。
古代宇佐の地を舞台として、宇佐弥勒寺を中心に六郷満山への確かな胎動が始まっていた。



第二章 六郷満山の祈り
猛々しく切り立った岩山の麓ではじまった六郷満山の祈り。
古代宇佐の仏僧は修行の場を求めて、国東半島の険しい山々、深い谷間へと移り住んでいった。
国宝・富貴寺大堂を代表とする洗練された仏堂、それらに納められた仏の造形からは、彼らの敬虔な祈りの姿が垣間見える。
末法の世に移ろい行く中、六郷満山は隆盛を極めていく。
仏法守護の聖地である国東半島には、仏法を後の世に伝える経塚が各地で造営された。




第三章 国東の神と仏と鬼
古来、神と仏と鬼が共に在り、信仰を集めてきた六郷満山。
宇佐神宮の影響のもと、天台寺院が数多く開かれたこの地には、神仏習合によって生み出された多くの神像や仏像が伝えられている。
それらの造形の多彩さは、飛鳥時代以来培われてきた伝統文化と都からもたらされた最新の文化が接触し、刺激となり、融合した結果、ほかの地域にはない独自の文化が形成されたことに由来する。
いまもなおつづく修正鬼会は、その生き証人ともいえる神と仏と鬼が集う祭儀である。



第四章 国東の石造文化
自然豊かな国東半島で育まれた力強く、素朴な石造物。
両子山で産出する角閃安山岩、あるいは田染荘周辺にひろがる阿蘇溶結凝灰岩は、柔らかく彫刻に適した石材である。
これらの豊富な石材を背景に、六郷満山では石を刻むことにより、様々な姿で信仰心が形となって現出した。
絶壁に刻まれた磨崖仏、夥しい数の石仏と石塔、そして寺社を守護する仁王像は、宇佐国東の石造文化の象徴である。
苔むした石仏や石塔は、六郷満山の繁栄ぶりを伝えながら、今は緑豊かな山野と美しい里山の中にたたずんでいる。



今回のツアー参加者にもれなくいただけました。
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