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Channel: 秋麗(あきうらら)
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藁の猪から思い出したわらの犬

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瀧原宮を参拝して近くで蕎麦食べたら、紀勢自動車道大宮大台ICが横にあった。
伊勢自動車道との合流点 勢和多気ICまで一区間のる。
そこで降りて国道368号線、かつての伊勢本街道で峠越えて奈良県に入る。

仁柿峠の手前ででっかいオブジェ目にとまる。
急いでスマホで撮影したけど通過中の車中からなのでいいショット無し。

三重県松阪 わら いのしし で検索するといっぱい出てきます。


この後、細いクネクネ道が続きめっちゃ怖い道でした。
連れが山道ドライブ好きだと運転してくれて助かりました。







昔、わらの犬という映画見ました。
ダスティンホフマン主演だったと思います。
印象に残る映画でしたが、当時はなんでこのタイトルなのか考えもしなかった。

この年になって、わらのイノシシ見て突然思い出した。


わらの犬とは、老子の言葉でした。

天地は仁ならず、
万物を以て芻狗(すうく)と為す。
聖人は仁ならず、
百姓を以て芻狗と為す。
  第5章 前段 (天地には仁愛なし)

「天地は仁ならず」
天地は無為自然であり、仁愛などは無いということ。無為自然には感情の入り込む余地はない、天地は非情である。

「芻狗」 
祭り用として草で編んだ犬。祭りがすめば藁くずとして棄てられ、愛惜の気持ちはない。

「聖人は仁ならず」 
儒家の聖人観や仁徳を否定し、天地と同じく非情なものだということ。



天地自然のはたらきは、慈愛に満ちた仁の徳を行なっているように見えるが、実はそれをこえた非情な自然無心なはたらきである。
天地にとっての万物、聖人にとっての人民も、祭りの時だけ用いられる草で編んだ犬のように、一時的に存在するもの過ぎないと述べている。



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