昨日7/15午前10:55から、八雲中学校で薬物乱用防止教室が開催されました。
講師の大役が割り振られ、この1ヶ月準備や練習で落ち着きませんでした。
やっと無事終了しここに記録残します。
体育館に、全校生徒299名に教職員に地域関係者、
加えて保護司会メンバーはもとより外部からのオブザーバーなど50名以上いたかも。
北河内の薬物乱用防止指導員の見学研修の場にもなってましたから。
猛暑が続く中、DVD視聴21分とパワーポイント15分
暗幕に覆われた室内で熱中症とか心配してました。
けれども最近のプロジェクターは明るく見やすい。
前の電気消しただけでカーテン閉めず窓は全開。
体育館床が2階で、台風の強い風も通り蒸し暑くなくて何よりでした。
そうした予想以上に快適な会場で、大過なくプレゼンすることができました。
薬物の怖さは見聞きしても、
覚せい剤や麻薬なんて自分にはありえへんと思う生徒が多いに違いないと。
昨今世間を騒がせた危険ドラッグや、鎮痛剤オキシコドンの薬事法違反、
そしてドラッグの入口となるタバコについて語りました。
保護観察事犯の体験談を交えながら、タバコ=ゲートオブドラッグ。
普通は煙を吸い込むのは勇気いりますが、それが習慣化するとドラッグへのハードル低くなりやすい。
そしてニコチン中毒による依存性は高く ヘロイン並みにやめるの難しい。
にもかかわらず、幻覚やトリップなどドラッグとしての効果はイマイチなヘタレドラッグであること。
カフェインも覚醒作用ありゆるいアッパードラッグ、それよりも効果が薄いには笑えます。
風邪薬など眠くなる薬はダウナードラッグの一種、
タバコ喫煙で気持ちがゆったりしたのではなくて、禁断症状が一服により解消しただけなんだって。
パワーポイントのスライド作りは
→2015-06-20 オピオイド鎮痛剤と危険ドラッグとタバコ
あれから何度も修正し、最終的に15枚をセレクト。
伝えたいことはいっぱいあっても、限られた時間ゆえどれだけ削るか、
俳句や短歌の添削と一緒ですね。
スライドはできる限りカラフルな図表や画像を用いました。
背景としてあるだけでも、講師にだけの目線が集中しませんから。
次のスライドに移るチャンスは、場面転換のいいきっかけになります。
一人壇上で延々としゃべり続けるよりもラクでした。
しかし、もともと眠たい内容をいかに最後まで聞いてもらうか、
言うは安し、です。
寝床でもいいセリフが思いついたらすぐメモ。
話す時間を計測し、パフォーマンスを加えた講話を練習して備えました。
事前リハーサルで、先輩よりアドバイス受け、
途中でみなに問いかけると会場が緊張していいと教えてもらいました。
3分の2ほど経過してから、同居家族の飲酒と喫煙について手を挙げてもらいました。
未成年であってもお正月くらいということで飲酒体験ある生徒がたくさんいました。
でも喫煙経験を問うと、手を挙げるひとはいなかった。
終盤で、生徒会の皆さんでドラッグの誘いを断るロールプレイ3つ披露。
ストーリーもよく練られ吉本ばりで練習重ねられた上出来でした。
そして最後に女性教師2名が絵本「いのちのまつり」を朗読。
このあとご静聴に感謝してまとめ。
先祖代々から受け継がれたいのちは、どなたがかけても今のあなたはいない。
次へといのちをつなぐにあたり、薬物を自ら選んで人間やめないでねとまとめました。
地球は活動期に入り、地震や火山の噴火等々、天変地異は思いに任せません。
これから先の人生、事故や病気も思いに任せません。
しかしドラッグNOの意思表示は自分で決めることができます。
ドラッグで人間やめるかどうかは自分で決めれます。
いのちのつながりを大事にしてもらいたい と心より願います。