これは世界各国のハラル認証です。
ハラル(アラビア語: حلال Halāl)とは、
イスラムの教え(シャリーア法とイスラム原理)で許された「健全な商品や活動」のこと。
食品だけでなく、化粧品や医薬品、介護用品、金融など様々なサービスにも適用されます。
先月のパーティにイスラムの方が出席されていたので、ハラル食というあちらのお料理が提供されていました。
写真係としてフォトブック作成後、何度か記事にしようと思いつつ1ヶ月が過ぎました。
いまやホテルもハラル認証を受けたサービスが必要になりつつあります。
この1ヶ月の間に、ホテルで、病院でこのハラル食という新聞記事2度見ました。
日本でもイスラムが浸透しつつあるし、世界ではガザをはじめ紛争が激化しています。
痛ましい事件が次々と報道されています。
アルカイダ、タリバンならすでにおなじみですけど、
イスラムの言葉はイマイチよくわからなくて頭にすっと入らない。
ハマスとハラル、どっちがどっちやったっけ
という貧弱な世界情勢認識ですので、ちょっと調べてみました。
これはハマスのロゴです。
ハマスとは、イスラエルのガザ地区で紛争さなかのイスラム組織です。
国連決議に納得せず「イスラエル打倒」を公言し、ずっとイスラエルと軍事衝突しています。
20世紀初頭にエジプトで生まれた「ムスリム同胞団」(Muslim Brotherhood、MB)のパレスチナ支部から分離した組織で、宗派はスンニ派。
パレスチナ自治政府には、ファタハとハマスの2つの勢力があります。
ファタハは、国連決議に沿ったイスラエルとの協議に積極的で、主に欧米諸国が支援してきた主流派。
特定の宗教に特別な政治的地位を認めない世俗派が多いそうです。
ハマスは、スンニ派アラブ諸国の代表的なサウジアラビアや、
2002年にMB系の「公正発展党」が政権を握ったトルコから支援されています。
一方、同じくスンニ派でも過激派ISIS(イラクとシリアのイスラム国家)が
6月末に「イスラム国(IS)」樹立を宣言。
昨夜のニュースで、このイスラム国がアメリカのジャーナリストをネット公開処刑したと。
このイスラム国ってよくわからんかった。
ISISという組織は、もともとイラクで活動していたが活動範囲をシリアにも広げ力をつけてきました。
当初はアルカーイダの系統とされていました。
処刑場面をネットで公開するなどの手法を批判して、アルカーイダはISISを破門した形になった、ということです。
ISISは統一されたイスラム国家を目指し5カ年計画を発表。
5年以内に管理下に持つ事を計画している区域を示す地図
中東、バルカン諸国、東欧諸国、イベリア半島、アフリカ大陸の北部、中央アジア、南アジア
かつてのサラセン帝国やセルジュク&オスマントルコ時代の最大範図を想定したのでしょうか。
同年代のおばちゃんとしては珍しく、この黒く塗りつぶされた国をいくつか観光訪問しています。
地図の左側から反時計回りに、
イベリア半島のスペインにポルトガル、
アフリカに渡り、モロッコ、チュニジア、エジプト。
トルコ、黒海沿岸のルーマニア、アラル海右下のウズベキスタン、そしてインド。
太字の国々が現在もイスラム国家、モスク等を見学してきました。
左サイドバーのカテゴリー旅の記録でご覧いただけます。
ブログ始める前に訪れたモロッコの画像データ、最近見つけたのでそのうちご紹介しようと思ってます。
普通のおばちゃんよりは、たぶん、イスラムには親近感もってます。
2007年にはシリアとヨルダンへ行く直前で事情ありドタキャンしました。
イランやレバノンにも行きたいと思ってました。
もう行けそうにないですね。
さて、ISISはその指導者のアブ―バクル・アルバグダーディを「カリフ」に選びました。
カリフというのはイスラムの創始者である預言者ムハンマドの後継者という意味です。
ということは、選出されたカリフは、全てのイスラム教徒の指導者ということになります。
天使から啓示を受けるムハンマド
しかし、シーア派にとってスンニー派のイスラム国家の樹立宣言は何の意味も持ちません。
ちなみにシーア派の大国がイラン、イラクのマリキ政権もシーア派、
シリアのアサド政権はアラウィー派(シーア派の分派とされます。
しかしスンニー派のサウジアラビアなどには影響があります。
国民が、このイスラム国家に魅力を感じ過激化し、自国の指導者ではなくカリフの方に忠誠を誓うようになるからです。
特に影響を受けるのが、アルカーイダなどの過激派組織。
過激派組織の間では、世界のイスラム教徒の支援を求めての競争があるらしい。
イスラム国は最近の軍事的成功に裏打ちされ、SNS発信やユーチューブなど人気を高めています。
1914年7月28日第一次世界対戦勃発、あれから100年。
中東やウクライナなど、現在国際社会が直面する紛争の火種の元を作ったのが第一次世界大戦でした。
第3次世界大戦は中東からとも長く言われてきたことです。
詳しくは以下サイトで
激動の中東情勢 複雑に絡み合う対立の構図を整理する
波瀾万丈すぎるイラク・シャーム・イスラム国(ISIL/ISIS)の今に至るまで
揺れ続けたイラク1200年の歴史
ムハンマド(マホメット)によるイスラム教の成立とその特徴
ハラル(アラビア語: حلال Halāl)とは、
イスラムの教え(シャリーア法とイスラム原理)で許された「健全な商品や活動」のこと。
食品だけでなく、化粧品や医薬品、介護用品、金融など様々なサービスにも適用されます。
先月のパーティにイスラムの方が出席されていたので、ハラル食というあちらのお料理が提供されていました。
写真係としてフォトブック作成後、何度か記事にしようと思いつつ1ヶ月が過ぎました。
いまやホテルもハラル認証を受けたサービスが必要になりつつあります。
この1ヶ月の間に、ホテルで、病院でこのハラル食という新聞記事2度見ました。
日本でもイスラムが浸透しつつあるし、世界ではガザをはじめ紛争が激化しています。
痛ましい事件が次々と報道されています。
アルカイダ、タリバンならすでにおなじみですけど、
イスラムの言葉はイマイチよくわからなくて頭にすっと入らない。
ハマスとハラル、どっちがどっちやったっけ
という貧弱な世界情勢認識ですので、ちょっと調べてみました。
これはハマスのロゴです。
ハマスとは、イスラエルのガザ地区で紛争さなかのイスラム組織です。
国連決議に納得せず「イスラエル打倒」を公言し、ずっとイスラエルと軍事衝突しています。
20世紀初頭にエジプトで生まれた「ムスリム同胞団」(Muslim Brotherhood、MB)のパレスチナ支部から分離した組織で、宗派はスンニ派。
パレスチナ自治政府には、ファタハとハマスの2つの勢力があります。
ファタハは、国連決議に沿ったイスラエルとの協議に積極的で、主に欧米諸国が支援してきた主流派。
特定の宗教に特別な政治的地位を認めない世俗派が多いそうです。
ハマスは、スンニ派アラブ諸国の代表的なサウジアラビアや、
2002年にMB系の「公正発展党」が政権を握ったトルコから支援されています。
一方、同じくスンニ派でも過激派ISIS(イラクとシリアのイスラム国家)が
6月末に「イスラム国(IS)」樹立を宣言。
昨夜のニュースで、このイスラム国がアメリカのジャーナリストをネット公開処刑したと。
このイスラム国ってよくわからんかった。
ISISという組織は、もともとイラクで活動していたが活動範囲をシリアにも広げ力をつけてきました。
当初はアルカーイダの系統とされていました。
処刑場面をネットで公開するなどの手法を批判して、アルカーイダはISISを破門した形になった、ということです。
ISISは統一されたイスラム国家を目指し5カ年計画を発表。
5年以内に管理下に持つ事を計画している区域を示す地図
中東、バルカン諸国、東欧諸国、イベリア半島、アフリカ大陸の北部、中央アジア、南アジア
かつてのサラセン帝国やセルジュク&オスマントルコ時代の最大範図を想定したのでしょうか。
同年代のおばちゃんとしては珍しく、この黒く塗りつぶされた国をいくつか観光訪問しています。
地図の左側から反時計回りに、
イベリア半島のスペインにポルトガル、
アフリカに渡り、モロッコ、チュニジア、エジプト。
トルコ、黒海沿岸のルーマニア、アラル海右下のウズベキスタン、そしてインド。
太字の国々が現在もイスラム国家、モスク等を見学してきました。
左サイドバーのカテゴリー旅の記録でご覧いただけます。
ブログ始める前に訪れたモロッコの画像データ、最近見つけたのでそのうちご紹介しようと思ってます。
普通のおばちゃんよりは、たぶん、イスラムには親近感もってます。
2007年にはシリアとヨルダンへ行く直前で事情ありドタキャンしました。
イランやレバノンにも行きたいと思ってました。
もう行けそうにないですね。
さて、ISISはその指導者のアブ―バクル・アルバグダーディを「カリフ」に選びました。
カリフというのはイスラムの創始者である預言者ムハンマドの後継者という意味です。
ということは、選出されたカリフは、全てのイスラム教徒の指導者ということになります。
天使から啓示を受けるムハンマド
しかし、シーア派にとってスンニー派のイスラム国家の樹立宣言は何の意味も持ちません。
ちなみにシーア派の大国がイラン、イラクのマリキ政権もシーア派、
シリアのアサド政権はアラウィー派(シーア派の分派とされます。
しかしスンニー派のサウジアラビアなどには影響があります。
国民が、このイスラム国家に魅力を感じ過激化し、自国の指導者ではなくカリフの方に忠誠を誓うようになるからです。
特に影響を受けるのが、アルカーイダなどの過激派組織。
過激派組織の間では、世界のイスラム教徒の支援を求めての競争があるらしい。
イスラム国は最近の軍事的成功に裏打ちされ、SNS発信やユーチューブなど人気を高めています。
1914年7月28日第一次世界対戦勃発、あれから100年。
中東やウクライナなど、現在国際社会が直面する紛争の火種の元を作ったのが第一次世界大戦でした。
第3次世界大戦は中東からとも長く言われてきたことです。
詳しくは以下サイトで
激動の中東情勢 複雑に絡み合う対立の構図を整理する
波瀾万丈すぎるイラク・シャーム・イスラム国(ISIL/ISIS)の今に至るまで
揺れ続けたイラク1200年の歴史
ムハンマド(マホメット)によるイスラム教の成立とその特徴