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竹林の静宮の「十種神宝」

神社を護る狛犬、伏見神宝神社では龍です。
龍は、天に昇り地に宝珠を持ち帰って、宝珠を保持守護するともいわれ
右の「天龍」は金の宝珠を持ってます。
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左が地龍
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ネット検索してたら天龍が辰で、地龍が巳、らしい。

丹後の籠神社奥社である真奈井神社も龍でした→Image may be NSFW.
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お正月3が日の参拝者数が全国でbest5に入る伏見稲荷大社。
4日ならきっとすいてるだろうと出かけましたが、予想は甘く、まだまだ大賑わいでした。

しかしほんの少し鳥居からそれて山の中に入った伏見神宝神社は別世界。
辺りは静謐ですぐ下に伏見稲荷があるとは思えない。
かぐや姫ゆかりの神社でもあり、神社の裏は杜ではなく竹林で、
竹林の静宮といわれるゆえんです。

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伏見稲荷の境内図には載ってませんし、
奥社からお山へ続く鳥居の途中にある案内図は目立たず見過ごします。
そして何よりも伏見神宝神社の存在を知る人は少ないので参詣者もまばらです。
子供の頃からず〜っと伏見稲荷にお参りに来てるアズキさんも知らなかったんだから。

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境内あちこちにぶら下がる叶雛がめずらしい。
千代紙を折った雛形の裏側にに祈祷文を書いて奉納します。
他ではあまり見かけないお守りとかお札もありました。
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同行のアズキさんがブログ載せてた画像をもらってきました。
渦巻き模様は龍の口から吹きだす火炎がモチーフの魔よけだそうです。

かぐや姫に龍の玉を所望された大伴の大納言の像もありました。
「龍の頸に五色に光る玉あり、それをとりて給へ」
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大伴大納言像に正対して摂社「龍頭社」では竜頭大神が祀られています。
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竜頭をリュウズと読むのは腕時計のねじを巻く竜頭と同じですね。

かぐや姫にも由来するご祭神となるのは、
西陣織りの横糸をかける金具を意味することから衣を守護する神に。

山の地主神とも言われ、その場は稲荷山を遥拝する位置となっています。
東山三十六峰の最南端で、稲荷山の一の峰・二の峰・三の峰の西にあたります。
稲荷三峰から稲荷三座が下ろされ里宮に祀られる以前、
神宝神社は円山の名の示すように、重要な祭礼をおこなう場所だったようです。

笹に覆われた旧蹟丸山(伝法岡)と称する頂きです。
神社の所在地は伏見区深草笹山町15

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天照大御神を主祭として稲荷大神を配祠、十種の神宝を奉安。
創祀は平安期にさかのぼり、かつて稲荷山上に祀られていた頃よりの奉拝所であったと云う。
仁和年間(885〜89)宇多天皇は、大神宝使を発遣するなど皇室の信仰も篤かったが、
天正17年(1589)に里宮が造営されるとともに寂れていった。
昭和32年(1957)に再建される。

社名の「神宝」は、物部氏の祖神・饒速日尊が天上よりもたらしたとされる。
鏡は大極と小極、
剣は破邪顕正の勇気をあらわし邪気を払い英知導く、
玉は四魂をととのえ、
比礼は天地と宇宙並びに人体を浄めて神人一致への作用を結ぶ働きを示し、
秘文(ひふみ)と共に古代より今日に伝えられ
天地の摂理と数多の奇蹟の中に遍く信仰されつつ、無限の愛の光麗しく今も天地を照らし守り続け給ふ御宮であります。


伏見神宝(ふしみかんだから)神社は、十種の神宝(とくさのかんだから)を奉安することからつけられた名前です。
最初からその名前だったのでしょうか?
いつから十種の神宝が奉安されてるのでしょう?

一般的に、十種神宝の行方として、以下2社の名前がよくあがります。

石上神宮 天理市布留町384
楯原神社 大阪市平野区喜連6丁目

石上神宮に伝わる鎮魂法では「ひふみの祓詞」や十種神宝の名前を唱えます。
楯原神社内の神寶十種之宮には、町の古道具屋で発見されたという十種神宝が祀られているそうです。
石上神宮側から返還要請があったにもかかわらず、返していないという。

真相はいかに…


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