2/6朝、TV画面を写しました。40日間沖合に感染者のいる船を留め置いたことが由来。へぇ〜そうだったのかと深く記憶に留まりました。
あれから20日過ぎて今朝2/26
今日も続落中、株安連鎖止まらず。
三河湾の西浦温泉では老舗ホテル閉鎖のニュースも。2007年2月に宿泊したホテルのような微かな記憶。過去の記録にもホテル名は記してなかったけれど、記憶に残る映像とよく似てる。
2007-02-19 24節季・雨水(うすい)
武漢肺炎で、インバウンドによる中国人宿泊客が来なくなって閑古鳥、この先見通せず。
これから先、どんどんこういうニュース増えるんでしょうね。
昼前のニュースでは、「今月17日にチャーター機でアメリカに帰国した300人余りのうち、36人の感染が確認されている」14日の隔離では無理だったということですね。
検疫が40日間となった経緯は、イタリアのシチリア島に発生した黒死病が始まりだそうだ。
話は前後しますがちょうど一年前、スギ花粉のことから過去のシチリアの旅を記録してます。
2019-02-24スギ花粉飛散で思い出す南イタリアの旅
南イタリアを周遊した2004年2月、「旅の出発1週間前にインフルエンザ、高熱やっと引いて行くことができたのだった。・・・旅の間は快復期だったので、バス移動中もずっと寝てました。
ホテルでも先にバス使わせてもらって、連れが後で終わって出て来たら、もう寝入ってたらしい。 」
あの当時、インフルエンザにタミフルとかまだ特効薬なかったと思う。私は自宅療養で医者に行かなかったのでインフルエンザとカウントされてない。38度以上の高熱つづいて、身体の節々痛くて、咳も出る。排出される痰や洟はドロドロ黄色で細菌感染したことを物語る。それでも「寝たら治る」と自己免疫に頼ったものだった。
その思い出の旅のシチリアと検疫と。人獣共通感染よりそのままコピペさせてもらいます。「中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱」というテーマですが、引用部分は検疫についての部分です。
14世紀にイタリアで発生した黒死病はボッカチオのデカメロン、カミユのペストをはじめとして、多く語りつがれています。これは現在では腺ペストであって、ネズミが媒介するペスト菌により起きたものと考えられています。・・・ 1347年10月イタリアのシシリー島に発生した黒死病はヨーロッパの最南端のこの場所から北上し、3年経たないうちに3500キロメートル離れた北極圏に広がりました。この発生だけでヨーロッパの全人口の約半分が死亡したと伝えられています。しかし、この発生は逆戻りすることはありませんでした。
1377年には黒死病が北イタリアに持ち込まれるのを防ぐために、ベニスで海上検疫が始められました。最初は30日間の検疫でしたが、間もなくそれでは短すぎるということが分かり40日に変更されました。これが現在の検疫の始まりです。検疫は英語でquarantineですが、これはイタリア語の40に由来するものです。
検疫制度が重要であることは1629年10月にミラノに黒死病が到達した時に明らかにされました。1630年3月にミラノでカーニバルが開かれた際に検疫の条件を緩和したのです。その結果、黒死病が再発し、最盛期には1日3500人の死者がでました。
1665年から66年にかけては、ロンドンで黒死病の大流行が起こり、ピーク時には1日に6000人が死亡するという事態になりました。その際の社会の衝撃は1772に出版されたダニエル・デフォー(ロビンソン・クルーソーの著者)の「A Journal of the plague year」生々しく語られています。なお、これのハイライト部分は「ロンドン・ペストの恐怖」という表題で和訳されています(小学館1994)。・・・
同様の病気は紀元前430年にアテネで起こり、古代医学での最大ミステリーのひとつとされています。当時のアテネの作家のツキディデス(Thucydides)はペロポネス戦争の歴史の著者として有名ですが、彼自身この病気にかかって回復しています。彼はこの病気についても書いていますが、それによれば激しい頭痛、目の炎症、喀血、咳、くしゃみ、胸痛、胃けいれん、嘔吐、下痢、高度の発熱などが見られています。アテネの人たちはこの病気が伝染することをはっきり理解していて、病人との接触をさけ、家族や友人の埋葬にも立ち会わず死体は道路や寺院にそのまま放置されたと述べられています。
この症状も黒死病に似ていて、腺ペストとは違うと本書では指摘しています。そして、黒死病が腺ペストによるものではないとの立場を受け入れれば、これは市民社会が生まれて以来、起きていたエマージング感染症のひとつに過ぎず、この原因ウイルスは今でも動物集団の中で眠っていて、2000年以上の間に時々黒死病を起こしていたものとみなされると述べています。
引用元☞ 日本獣医学会
おりしも、今年は子年ですね。