10/18に宿泊した道後温泉、すでに2か月過ぎて記憶もおぼろ。宿の能舞台に上がり、能面の小面で撮影させてくださった。
鼓も打たせてもらえた。新しい鼓を左に構えて、持ち方や打ち方を説明してくださってる男性は、たしか鼓を打って60年といわれたような。
右下の鼓は、何百年と受け継がれてきた年代物だそうです。たしかに新しいものとは音が違いました。新しい皮は紐の結び方強弱で張り方も違ってきます。古いものは破けないよう湿り気が必要でその調整がむつかしいと言われてました。
そしてその古い鼓の皮は、なんと死んだ仔馬の皮だって。それも母馬のお腹の中で死産となった仔馬。まだ馬としての毛が生える前なので、皮に毛穴がないから。ひぇ~~っとびっくり。他にもいっぱい話してくださったけど、あまりに衝撃的な皮エピソードで他の記憶が飛んだ。
先日の太極拳の稽古の合間のお喋りで、道後温泉行った話をした。その地出身の方がおられました。大和屋本店泊まったというと、なんと女将が同級生だって。世間って狭いというか…
12/9の記事「手作りお面」の話つながりもあり、記事に残してと催促されたような気がして。
俳諧で有名な松山は、能楽の国でもありました。藩政時代、松山藩を統治していた松平家は非常に能楽を愛好し、能面や能衣装は15万石に過ぎたものといわれたほどだった。藩士たちも能楽の伝承に努めたそうだ。
大和屋本店には、4階に能舞台千寿殿が設けられてました。夕食前のひと時、能舞台に上がらせてもらえいろいろお話伺えた。このあと30分ほど能を鑑賞できる機会もあったけれど、あの時は運悪く雨足強く、早々に引き上げて惜しいことしました。無料です^^