シン・ゴジラ みてきました。
大日イオンシネマには8スクリーンがあり、「ルドルフとイッパイアッテナ」を見た8/7は 一番大きい1スクリーンでシンゴジラやってました。
昨夜は小ホールの7スクリーンになり、21:35開演だったからか空いてました。
テンポが早いし長セリフも早口で、だいたいしかわからなかったとこあります。
それでも、反核も含めリアリティある災害シミュレーション映画でもあり、今この時期に公開されたことはいろいろ考えさせられます。
シン・ゴジラ(劇場公開日 2016年7月29日)→ 映画.com
公式サイトのキャッチコピー、ポスターにも表記されてる
現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)。
このコピーに反応して記録残しますが、本来の感想や評論などは、庵野監督ファンはじめ専門家があちこちで詳細に語られてるのでググってみてくださいね。
8月入ってから、蟲師という漫画にはまって今6巻まで読みました。
偽、擬態、という生態の蟲が多く描かれていて、読んでるうちに現実の自分の生活のなかでもふっと引き込まれそうになります。
本ものと偽ものを見分ける、真偽鑑定は質屋の仕事なんですけどね。
米国エネルギー省が「GODZILLA」(呉爾羅)というコードネームをつけてるという、その呉爾羅という字面にも興味わきますが、これは今回置いといて。
今回のシンゴジラ、「シン」という言葉には、「新」・「真」・「神」といった複数の意味を含んでいるそうです。
元々は太古から生き延びてきた海洋生物で、今から60年前に各国が遺棄した放射性廃棄物を摂取し生態変化し生体原子炉のエネルギーを利用してるという設定。
(シンゴジラは、国産ゴジラとしては1954年に最初のゴジラが出現していないという設定になってます。)
じゃぁ過去のゴジラって、どうやったん?
ゴジラ映画第1作は今から60年プラスαの1954年11月3日公開。
怪獣ゴジラが東京へ上陸し人々を恐怖の渦へ陥れるというパニック映画です→こちら
公開時はまだ1歳なので、その後いつかどこかで後続シリーズとかと一緒に記憶してるのでしょう。
チャチャチャン チャチャチャン♪という音で登場するゴジラしか覚えてない。
子供のころは映画の意味よくわかってなかったわ。
太古のジュラ紀の爬虫類が度重なる水爆実験の放射能で変異を遂げ覚醒し、50メートルはある巨大怪獣がゴジラです。
水爆の被害からも生き延びる強靭な生命力・耐久力を持ち、劇中では、既存の兵器では撃退不可能と推測されています。
強靭な肺活量で放射能を大量に含んだ息を吐きつけることができ、これを浴びた物質はすべて溶解・発火してしまう。
当時の日本は広島・長崎への原爆投下からわずか9年しか経っておらず、公開年3月にはビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被爆する事件が起こったばかりと、核兵器や放射能への関心や恐怖が高い中での公開でした。
子供でも第五福竜丸の水爆被爆は聞いてましたが、映画ゴジラとのつながりは無頓着でした。
【映画】1954年製作『ゴジラ』について という評論より一部引用
させてもらいます。
「最後にゴジラが海中に沈んでいく時も、主要キャストはだれも喜んではいません。ゴジラとは決して人類の敵ではなく人類が産み落とした存在として描かれています。このラストシーンは本当に素晴らしいです。
60年前から我々は何も変わっていない=何も学んでいない、ことを実感できます。」