11/10 守口地区保護司会の「第46回合同研修会」が開催されました。
観察所に報告したものをコピペして記録残しておきます。
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日時:平成27年11月10日(火)午後2時~4時半
場所:守口市教育文化会館5階大ホール
出席者:保護司57名 保護司以外40名
参加団体:大阪保護観察所 守口市教育委員会
守口市内小・中・高校生活生徒指導担当者
守口警察署 守口少年補導員 守口少年協助員
研修の概要:
今年度も研修サブタイトル「スマホやネットのトラブルを回避するために」というテーマに基づき、今春、守口市第2と第4中が統合した樟風中に研修発表を依頼したところ、内閣府調査「平成26年度青少年のインターネット利用環境実施調査」を全国平均として比較参照することになった。
同一項目のアンケートを、統合下の4つの小学校4年~6年児童と保護者、樟風中全生徒と保護者を対象に2015年6月実施された。樟風中校区では想像以上にスマホやPC環境が普及していた。スマホ所有率は4小学校27.7%(全国平均11.7%)、樟風中73.3%(全国37.3%)に対し、家族ルール設定率は全国平均を下回り、保護者と児童生徒に認識の差があることが判明した。
こうした結果を元に生徒会執行部でルール案を提案し、PTA役員とも協議を重ね、樟風中学校の「携帯電話使用ルール8箇条」を作成し、全校生徒の承認を経て「宣言書」として周知した。
これがスタートで、今後は順守状況を把握しながらルールの見直しも図ると発表された。
この発表を受けて質疑応答を行なったあと、現場からの報告というテーマで、守口市教育委員会からは学校教育課指導主事に、守口警察署からは生活安全課少年係長に講話をいただいた。最後に、保護観察所の首席主任官がうまくまとめてくださった。
昨年度より会場の都合で、全体で共有するという形式の合同研修会を行なっているが、盛夏に近接の寝屋川市中学生死体遺棄事件が発生しネットやSNSへの関心が高くなっていて、時機を得た企画となり真剣に聞いてもらえたと思う。何よりも樟風中学校の発表が素晴らしかった。
来年はさらによりよいものになるよう工夫したい。
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携帯電話の使用ルール・八箇条 宣言書
・大切なことは直接会って話をする
・問題があったら、すぐに周囲の人に相談する
・SNS等に人が不快になるようなことを書かない
・人の画像や個人情報を勝手に載せない
(相手の人権・プライバシーを守る)
・SNS等を使うときはよく確認してから使う
(チェーンメールを回さない)
・夜10時を越えたら使わない
(テスト期間中は緊急時以外は使わない)
・ながらスマホをしない
(歩きながら・自転車に乗りながら・食べながら・話しながら・勉強しながら)
・保護者にフィルタリングをかけてもらう
(危険なサイトを開かない)
来年1月には樟風中学校教育フォーラムにて発表し、地域にも周知をはかる予定だそうです。