11日お昼、阪神高速運転中にピポっと着信音。
星座表アプリから新着メッセージが届きました。
「今日は新月です」
なるほど、昔から聞くとおり、新月かぁと納得。
母の息が止まったらしいと妹からの電話で病院へ向かってる途中でした。
家族が医師立会いの下で届けに記載された日時は11月11日午後1時23分。
実際の最後は午前中のできことだったのでしょう。
病院の霊安室ってこんなとこにあったのね、と葬儀会館からのお迎えを待つ。
到着したら畳の上で湯灌の儀が始まりました。
送りひとの映画さながらを目の前で体験させてもらいました。
葬送の儀の日本の伝統を知り荘厳な気持ちになりました。
終了後すべての道具をワゴン車に積み込まれるのを部屋の窓から目撃。
葬儀会館ティアはチェーン展開されてるのでまた次の場所へ向かわれるのでしょう。
この儀式も含めて、今回は家族葬だったこともありますが15年前の父が逝った時とはずいぶん変化してました。
システム化され快適になり驚きました。
費用もずいぶん明朗化されてました。
祭壇も花だらけを選びましたが、カラフルなお花の色が昔と様変わりです。
供花もたくさん頂戴したので棺が溢れるほどで、きっと母も喜んでいることでしょう。
よく言えば天真爛漫、悪く言えばノーテンキ。
何も考えてないようでいながら、近親者皆が都合つく日を選んでくれました。
私は前日に合同研修会を無事終えて、ブログでどのようにご紹介しようか思案中でした。
娘は9月終わりに引越し、甥は11月初めから東京転勤。
それぞれが会議や講演やら外せない日程が目白押しでした。
仕事の段取りなんとか付けれる日程を、
まぁなんとドンピシャ、ピンポイントで選んでくれたこと。
ノーテンキに見せかけて、やるなぁと感謝です。
そしてちゃんと宇宙の摂理にかなっていたことに驚いてます。
もみじが色づくのも花が咲くのも時節があります。
光の日照時間だったり、温度だったりが起動スイッチとなります。
海の近くでしばらく滞在すると潮の満ち干きの偉大な力に圧倒されます。
月の引力でおこる宇宙の摂理なんですね。
この潮のリズムと呼吸のリズムは同じであるそうです。
人間の体液の成分は海水の成分とほぼ同じなので、潮の干満が月の満月と新月によって起こるように、
人間の生死に深い関係を及ぼします。
私たちは宇宙と言う法則の中で宇宙という生命に包まれて生きています。
千年以上も前に、陰陽師が作った知死期(ちしご)は、
文字通り「死期(息を引き取る時刻)を知る」表のこと。
月の出入りと潮の満ち引きから割り出したもの。
大陰暦一月28日を上中下旬で分けて時間の組み合わせが表になっています。
ところが潮の満ち引きに関係なく死が訪れる場合があり、宇宙の法則の中にも突然変異ということが起こりえます。
この知死期の突然変異には、3つあり
「畏(い)」自殺
「厭(おう)」圧死
「溺(でき)」水死
知死期の法則に反して亡くなっている為に成仏できず不成仏霊になりやすいらしいです。