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Channel: 秋麗(あきうらら)
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21世紀の弥生博物館★青谷上寺地遺跡

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今回のツアータイトルは『松葉蟹会席の夕食 鳥取県内2つの弥生遺跡を訪ねる2日間』鳥取県協賛ゆえにアンケート提出のモニターツアーでした。
8月末に見つけた時1人でも行く気満々。念の為に、乗り鉄子さんが遺跡好きでもあるので声掛けたら二つ返事。おかげで2人部屋になって3000円お安く49,800円❣️

ツアー当日の参加者は、予想通り男性の方が多かった。16名のうち1人参加が6名、女性2人組が2組、夫婦が3組。観光バス大型なら40名は乗れますから、16人なら1人で2席利用でラッキーでした。
ツアー参加申し込んだものの、青谷上寺地遺跡の読み方も?で、私の周りで一番歴史に詳しい人に尋ねると、武器による痕跡残ってる骨も出土してる遺跡、と教えてくれた。一般シニアは知らない、というか興味ないというか、旅行当日に参加者数みてマニアックツアーだったんだと納得した次第。

昨日のブログ

あおやかみじろう@青谷上寺地遺跡 - 秋麗(あきうらら)

鳥取旅2日目の12月1日、青谷かみじち史跡公園着いて、最初の写真が午前10:05。今年2024年3月24日オープンで、ガイダンス棟も美しい。お昼ご飯時になって知ったこと。ちょう...

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 続きがこの旅の最終回となります。

つい最近のニュースで、>愛知県豊橋市牛川町で1957年に発見され、日本最古の人骨化石とされていた「牛川人骨」について、クマの骨であるという研究成果が12月1日、東京大学総合研究博物館の諏訪元特任教授らの研究グループから発表されました。

やっぱり分析技術とか各段に進化してるのですよね。妻木晩田遺跡は、竪穴住居の穴とか、古墳とか、土器とか。まぁ20世紀昭和期発見の遺跡ってかんじ?
しかし、2000年に山陰高速道工事現場で発見された青谷上寺地はまさに21世紀の弥生遺跡です。たまたまラグーン(潟湖)だったから泥に埋もれ酸素を遮断、真空密閉状態で腐らなかった。109体分もの人骨出土ってスゴイし、時には脳みそまで残る頭蓋骨も。生活品も、工芸品も形色までわかるもの多数。じゃんじゃん出土して、鳥取考古学会そりゃあテンション上がるわね。

さて、12/1講演は、「弥生人との出会い」研究員 濱田竜彦氏
最後まで眠くならず1時間あっという間に聴けました。
先端科学が解き明かす青谷の弥生人。印象残ったこと2つ記しておきます。

109体の人骨のうち32個体のミトコンドリアDNA解析により29系統を確認。つまり8割の人々が血縁関係になく、各地から集まってきた都市型集合体だった。
また109体のうち頭蓋骨32個のうち、男性17、女性15体。壮年とみられるものが9割。男性は壮年後半もしくは熟年。女性は壮年後半と推定された個体は少ない。出産で命落とすこと多いのかな。

二つ目は、なんで同じ溝に109体もの骨があったのかという疑問。再堆積、遺体の放置、掘削ではなくて、二次的な集積だと考えられるが、なんでかわからんそう。
それ聞いた友人曰く、「弥生人は2度死ぬ」先月だったか高崎の群馬博物館で観てきた特別展、ここで繋がった!アンケートに書いておこうと言ってました(^_-)

公式サイトでPDFが公開されてました。
「続々・倭人の真実」
ご関心持たれた方は⤵https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1356249/yayoinokuni_shinpojiumu.pdf

お得なモニタツアーの重責果たせたかな。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
今週のブログ訪問者数500前後と伸びない。昨秋の三重旅レポートは、716〜1153、エラい違いです。やっぱりマニアック旅ね😅鳥取県がんばれ❗️




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