狭山池博物館一階の水庭壁面から流れ落ちる水はほんの一部だけになってた。水道電気代恐ろしくかかりますものね。
13年前も同じアングルで撮影してます。
あの時は全壁面から水流れ落ちてた。
2006-11-19 狭山遊園地なきあと
円形中庭から見上げた空。カメラアングルでは伝えられない建築物です。機会があれば是非 現地で実物見ていただきたいものです。建築費43億円だとガイドさんから聞きました。
狭山池博物館の累計入館者数が150万人を記録平成13(2001)年の開館以降の累計入館者数が150万人平成29(2017)年9月2日(土)に入館者150万人記念式典を開催
安藤忠雄建築ですから世界中から見に来られます。見学者はだいたい年間10万人、単純計算で月に8333人25日で割ったら1日333人。
入館無料なんだけれど、一般乗用車の駐車場はなくて観光バスか身障者用専用。やっぱ、マニアックなのかな~
興味ある人には空いてて素晴らしい「土と水の歴史詰まった博物館」です。
平成の改修で堤防の一部を切り取ってそのまま保存展示。高さ15.4m 幅62m展示には10億はかかってるそうですよ。
江戸時代と飛鳥時代の樋も見比べることができます。
取水塔の仕組みもすごいですが、ここでは説明無理。農業用水として池から水を放出前には、潜水して取水口を掃除する。溜まったゴミとか石ころを取り除くのに、8mは潜ってたそうです。
1400年の歴史が重なる土木遺産。水を取り出す樋、堤の滑りを防ぐ木製枠工、崩れにくい土堤などびっくりの知恵と工夫が詰まってました。
ガイドさんの歴史と土木の知識に驚きます。マニアックなおっちゃんとかが微に入り細に入り聞きそうだもの。
南都焼討に遭った東大寺を復興させた重源さん。この狭山池も修復してました。古墳時代の石棺を利用して石樋にしたんだって。石棺はお正念抜いたから大丈夫、なんて言ってたんですかね。
飛鳥時代に国家プロジェクトとして誕生した狭山池。敷葉工法などは国際的な土木技術だったそう。
アラカシの葉っぱを踏み固めて入れてた時代も。
アラカシといえば、お昼に行った多治速比売神社の境内で見たよ。
奈良時代、行基さんの修復により水で潤う河内平野画像左端に、仁徳天皇陵
今日のニュースでたまたま目に留まったのが、安倍晋三首相は25日、中国の李克強首相の案内で、四川省成都市郊外の古代の水利かんがい施設「都江堰」を視察した。都江堰は、成都に流れ込む川の氾濫を治めたり、下流域の大平原へ水を引き入れたりするため、紀元前3世紀の秦時代に築造されたとされる。2000年に世界文化遺産に登録された。
中国では「万里の長城」「南北大運河」「都江堰」を古代の三大土木工事と称しているが、築造当時の役割を脈々と果たし続けているのは「都江堰」のみである。 詳しくは→世界の土木遺産