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Channel: 秋麗(あきうらら)
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あおそこひ

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あおそこひの目の画像ないかな~と探してたら、今一番旬の台風19号の目。このひまわりの画像は 2019/10/9 3:45 
ついでにお昼前のgoogle earth 
尋常じゃない勢いを感じます。


大きな台風ですから、進路にあたる地域の方だけでなく、みなさま十分に気をつけてご準備ください。



話は戻り、「あおそこひ」とは緑内障のこと。
白く濁るから白内障、とても分かりやすい。イメージできます。その緑内障という呼び名が何で付いたのか疑問に思ってました。
  ~緑内障の名前の由来とは~ 紀元前4~5世紀頃に古代ギリシャのヒポクラテスが、「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」と記述しているところに由来しています。
これは突然眼圧が上昇したため角膜が少し腫れ、透明性は低下し白濁し始めている状態で、このときに第三者が外からこの眼を見たときに、白濁した角膜を通して真黒な眼底を見ることになるため眼は青緑色に見えるのだと考えられます。わかりやすく言うと、刺青の黒い墨が皮下に埋め込まれると青く見えるのに似ています。

 日本では、古くは白内障を「しろそこひ」と呼び、緑内障を「あおそこひ」と呼んでいました。

これを知り、そういった目の色ないかなと探してたのでした。緑内障とは関係ないですが、こんな目見つけた。
SOOLIDE というサイトは →こちら

でも、日本人の場合は緑内障になっても瞳が青く見えることはほとんどありません。だそうです。

江戸時代は、目の病気を「そこひ(底翳)」「うはひ(上翳)」の二つに分けて考えていた。
「うはひ」はものもらいなど外から見て分かる、いわゆる外眼部の疾患、
「そこひ」は外からはわかりにくい内眼部の疾患をさす。

白内障を「しろそこひ」
人間の瞳孔は元来黒く見えるが、白内障は目の中の水晶体が白く濁るので、瞳孔が白く見える。

緑内障を「あおそこひ」
眼圧が高くなると角膜が水膨れを起こし、そのため瞳孔を見るとどんよりと緑色がかって見える。
そこひ、って神秘的ともいえるけど、なんとなくおどろおどろしい怖さを潜ませてますね。

白内障は原因は加齢によるものが多く、人間の場合は80代でほぼ100%白内障になり、長生きすれば犬でも猫でも白内障になる。老犬の白濁した目見たことあります。
アトピーやステロイド剤、糖尿病なども原因になるようです。
進行すると、視力低下、光がまぶしい、夜間の見えづらさ等が自覚されます。

治療方法は確立されていて、手術により治療可能。手術をすればほとんどの場合視力を回復することができます。
年間に日本国内でも80万件~100万件ほど手術が行われていているようです。
身近でも何人も手術受けられています。

いっぽう、緑内障は失明原因の上位にあがる目の病気です。
「日本人の40歳以上の20人に1人」がかかるといわれています。
そして恐ろしいことに、
日本人では、眼圧が正常範囲であるにもかかわらず、緑内障になっている「正常眼圧緑内障」の患者さんが70%以上を占めていることが判明しています。
「視野の欠け」は通常は何年にもわたり非常にゆっくりとしたペースで進んでいくので、最初のうちは視野が欠けていることに気づきにくい。
私自身パソコンやスマホで目が疲れてるのかと思ってたぐらい。あるいは目の老化だと勝手に思い込んでました。子供の時から視力がよかったので、アレルギーで痒いから目薬さす程度。眼科に行ったのは数年前に詰まった涙腺通してもらうため。眼科と無縁の人生が続いてたのだった。

一般的に、気がついた時には症状がかなり進んでしまっている場合が多いそうだ。
なかなか「発見できない緑内障」は現在の日本の医学では「自分から調べに行くしかないのだそうです。



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