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Channel: 秋麗(あきうらら)
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金木犀の咲く頃に、香りとともに思い出す

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今日は秋晴れ、快適に自転車走らせてたら金木犀の香り。





小花ぎっしりで、空って大事だと気づいたので、引いて撮る。



やっぱり「半分、青い。」は含蓄深い。

向かいのお家の門脇に金木犀が植わってて、いつも今頃になるとこの匂いに秋を感じてた。
高齢のご夫婦が暮らされてたけど、もう随分前に2人とも他界され、その後親族だというおっちゃんが一人で暮らすうちに、樹木の手入れなく荒れていき、数年前に庭木全部撤去されてしまった。
そしていつの間にか無人となり荒れ果てて、どうされたかなと思ってた。
10月入ってからその家屋の取り壊しが始まる。
金木犀の香りとともに記憶してたお爺さんお婆さんが、いよいよそのお家から去っていかれる一抹の寂しさを感じてた。


一般的にある年齢以上の人にとって、
金木犀の咲く道、といえば、
君の瞳は一万ボルト🎶
鳶色の瞳の誘惑の翳り〜金木犀の咲く道を〜



そしてその香りはトイレの芳香剤だった。
高度成長時代頃から、悪臭放つトイレの臭い消しに強い香りの金木犀の芳香剤が世間を席巻してたから。
いつの間にか見かけないなと思いませんか。

なぜか調べました(^^)
ニオイが100あるとした場合、それに対し、110のようなより強い香りで打ち負かしてきた。
ところが消臭技術が発達して、100のニオイを20〜30まで抑えた上で、20〜30の香りをかぶせる方向に変わってきたから。
トイレのニオイをやっつける時代から、「香りを楽しめる」時代に変わってたのでした。

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