昨夜、台風7号はまだ玄界灘あたりで沖ノ島荒れてるかなと案じつつ、大阪では雲の間から月が見えた。
とても大きく感じた。
23:22撮影。
わずか2日前の日曜夜22:22には
目視ではかなり大きさに差があった。
宏観現象に過敏になりすぎてるかな。
月と地球との距離が近い時のスーパームーンでもないのに、なんでかな?
調べて「月の錯視」と知る。
昇ったばかりの地平線近くの月が大きく見えるのはよく知られています。
水平線に沈みゆく太陽もそうです。
遠景に建物とか地形的に比べるものがあるときと、天空高い空だけの時では違って見えます。
見るときの視線の角度も関係して、知覚システムが働きます。
心理的な要素が強く影響してたのですね。
エビングハウス錯視
小さい円で囲まれた円は、大きい円に囲まれた円よりも大きく見える
垂直水平錯視
垂直線は同じ長さの水平線よりも長く見える
バランスを取るため、水平線を引き延ばして知覚する。
月が大きく見えるわけ 名古屋市科学館
地平の月と真上の月は,なぜ大きさが違って見えるか? 日本心理学会
心理学の分野だったんですね。
証明が難しく、決定的な説明はまだ出来ていないのが現状で、様々な錯視要因が複合したものらしいです。
最新の説:2002年 ロスとプラグ(Ross, H. E. & Plug, C.)
これまでの研究の結果を総合的に検討し、月の錯視が単一の要因によるものではなく、眼の位置、頭の位置、姿勢、地平周辺の構造物などの要因が総合的に関係しているのではないか。