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飛騨の匠の技は綿々と@高山陣屋

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角引きまわしの雨戸、今のパーティションに応用されてますね。

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戸締りの板の工夫も斬新。

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炉端の鍋などを吊るす竹筒の高さ調節がスゴイ。
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動画でないとその工夫を文章で説明できないです。

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特別に案内して下さった湯屋、浴殿。
湯船に浸かるのは嘘で江戸時代は蒸気風呂で、湯で体を洗い流した時に流れる床板の傾斜が絶妙。

その他にもいっぱい紹介して下さったけど、画像ないので割愛。
土壇場とか切羽詰まるという意味も聞いたのに…

TVで見る時代劇の時代考証は全く間違ってると憤慨されてました。

飛騨の匠といえば、うちにも40年程使ってる食卓あります。
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普段四角が、二段になった天板の下板を左右でスライドさせると長方形6人がけに。
天板裏に日進木工(株)の住所が高山市桐生と印字された紙まだ貼られてありました。



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先の記事で紹介した、真向き兎は釘隠しで、高山陣屋建物内で150箇所もあるらしい。
あのデフォルメされた兎見て思い出したのは、大神神社の「なでうさぎ」

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真向き兎の意味は3つほどあるらしいけど、もっと深い意味あるかもしれませんね。



飛騨の匠とは
奈良時代の大宝律令で、飛騨国は優れた木工集団「飛騨の匠」を派遣する見返りとして、租・庸・調のうち、庸・調という税が免ぜられたのが、飛騨から都へ人材を派遣するという「飛騨の匠」制度の始まり。
薬師寺・法隆寺夢殿・東大寺など幾多の神社仏閣の建立に関わり、平城京・平安京の造営に活躍して日本建築史の黄金時代の一翼を担ったそうです。

戦国時代、豊臣秀吉の命を受けて飛騨入りした金森長近(ながちか)は、高山城や国分寺などを再興し高山のまち造りを始めた。
江戸時代になり、飛騨の豊富な森林資源に目をつけた徳川幕府は元禄五年(1692)金森家を出羽に移封し、幕領とした。加賀百万石の前田家を見張る意味もあった。
そうして、高山陣屋に郡代や代官が派遣され、現代に残る唯一の陣屋に。



いつか高山行かれることあれば、陣屋の見学はとても興味深いですし、時間が許せばガイドさんの説明あるともっと興味持てます。
外人観光客は、庭が見える代官や奥さんの部屋でごろんと横になり数時間が寛ぐそうです。
今の日本人以上に贅沢な観光の仕方のように思えます。







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