ずいぶんかわいがってくださった先生が大往生されもうすぐ一年。
一周忌の祥月命日までにと思い、先の日曜日にお墓参りさせていただきました。
そして形見としてエメラルドのネックレスと、晩年多くの時間を費やされた絵画の画文集「ラピスラズリの星月夜」をいただいてきました。
大事に身につけさせていただこうと思います。
現代の一般の日本人の場合は、年忌法要はそれなりに回を重ね、五十回忌で区切りをつけ故人の法要を終了「弔上げ」とすることが多いので五十回遠忌とも言われます。
そうした中で、新聞で見た「天皇、皇后両陛下ご動静」によれば
6/11(日)
午前
陛下 三条天皇千年式年祭の儀(皇居・皇霊殿)
皇后様 三条天皇千年式年祭の儀に当たりご遥拝・お慎み(御所)
午後
皇后様 公益財団法人日本リウマチ財団創立30周年記念レセプションご臨席(東京都千代田区・丸ビルコンファレンススクエア)
「三条天皇の千年式年祭」をググってみると
代々の天皇をまつる皇霊殿では、1,000年前のこの日亡くなった三條天皇の千年式年祭が行われ、天皇陛下が儀式に臨まれたほか、皇太子さまや秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さまなど皇族方が参列された。
三条天皇の崩御後千年の、一般人にとっては法事みたいなものかと思ったけれど、皇室はいつまでご先祖の年忌法要続けるんだろうと、改めて皇室の男系遺伝子がえんえんと受け継がれてるだけのことあるなと思われたのでした。
皇室のご先祖様を祀る私的な宮中祭祀であったとしても、
国家の繁栄や国民の安寧を祈り続けてこられたこおtもあり皇統は脈々と継承されたとすれば、宮中祭祀をスルーされる皇族もいるというのが驚きでもありました。
続いて、三条天皇を調べてみました。
あの小倉百人一首に三条院として取り上げられている方でした。
心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな
退位の際に詠まれたとされる歌だそうです。
三条院(三条天皇)は、全盛期の藤原道長に退位を迫られた悲劇の天皇です。
仙丹の服用直後に視力を失ったといわれ、宮中に渦巻く陰謀のなかで孤独と苦悩の人生を送られたようです。
百人一首で三条天皇の歌番号は68番と、同時期の歌人に比べてかなり遅い。
66番行尊は三条天皇の曾孫で、なぜ三条院だけが時代下った番号に離れているのかは、未だによく分かっていないそうです。
さて、今週金曜日6/16は、香淳皇后例祭の儀が執り行われます。
2000年(平成12年)に崩御された昭和天皇の皇后です。
この一番新しいご不幸にさいし、皇族の皆様の過去の参列の有無を調べてみました。
「皇室7days-皇室とっておき」より
2017年ですから、これはご予定です。
過去はどうだったのでしょうか。
2016年6月
2015年6月
2014年6月
ご予定なのか、実際の結果なのかわかりませんが、秋篠宮家に丸投げの状態のようです。
今生天皇のお母様です。
一般の下々であったとしても、17回忌ならまだ大勢のご親族がちゃんとおつとめするでしょう。
ちなみに、歴代天皇の式年祭の執行状況(平成17~25年)
平成17年10月12日(水)龜山天皇七百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成18年4月13日(木)桓武天皇千二百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成19年1月 9日(火)武烈天皇千五百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成19年7月22日(日)文武天皇千三百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成19年8月16日(木)堀河天皇九百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成20年3月23日(日)花山天皇千年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成20年8月31日(日)孝昭天皇二千四百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成20年9月18日(木)後二條天皇七百年式年祭の儀 天皇皇后両陛下
平成22年1月16日(土)東山天皇三百年式年祭の儀 天皇陛下
平成22年2月13日(土)反正天皇千六百式年祭の儀 天皇陛下
平成22年2月23日(火)孝安天皇二千三百年式年祭の儀 天皇陛下
平成22年4月 1日(木)應神天皇千七百年式年祭の儀 天皇陛下
平成23年7月31日(日)一條天皇千年式年祭の儀 天皇陛下
平成25年12月24日(火)後櫻町天皇二百年式年祭の儀 天皇陛下
天皇皇后両陛下が式年祭の執行されたのは平成20年まで、22年以降は天皇陛下お一人、おそらくそれ以降は両陛下ともにどうなんでしょう?
天皇家は、宮中奥深くで、天皇家のご先祖様に国土の安寧と五穀豊穣と民の平安を祈ってくださってるものとばかり思ってました。