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Channel: 秋麗(あきうらら)
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ササはササでもササではない

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圓教寺で一番印象に残ったもの
実は、この立て札かもしれない。

 ササはササでもササではない

苗字に笹という漢字が入ってるから余計に引っかかったのでしょう。

正月過ぎて1月十日のえべっさんは、商売繁盛で笹もってこい♪

7月7日の七夕さまの笹飾り

♪ささのは さ〜らさら
のきばにゆれる
お星様 き〜らきら
金銀すなご

どちらも笹ってよんでますけど、どうみても竹を切り出したに違いない…

笹は、笹の葉すしとか笹かまぼことか、
どちらかといえば葉を使ったときに笹だと認識してました。



竹も笹もまっすぐに延びて成長します。
成長しても竹の子の皮が残ってるのが「ササ」というのが一般的見解らしい。

植物学的には一応「ササ」と「タケ」はわけられてはいます。
しかし、タケ・ササの仲間は分類学上未解決の問題が多く、属や種の認識もまだ定説に達していないようです。

文科省では「稈を利用する」のが竹、「葉を利用する」のが笹という定義をしています。
納得!!


笹の葉さ〜らさら♪
笹葉の擦れ合う音は神さまを招くと考えられていました。
天上に住むとされるご先祖さまの霊が地上に降りてくるのです。
その際に穢れを移した笹竹を川や海に流していたものでした。

今回の疑問により、検索で知りえた豆知識

五節句(江戸時代に公式的に法制化された式日)
1月7日−人日(じんじつ)七草
3月3日−上巳(じょうみ)桃
5月5日−端午(たんご) 菖蒲
7月7日−七夕(しちせき)笹竹
9月9日−重陽(ちょうよう)菊

    
日本文化いろは事典より
日本では古来より、「棚機つ女」といわれる女性が、機〔はた〕で織った布を神におさめ、病気や災厄が起こらないように願ったという話がありました。
七夕(しちせき)を「たなばた」と呼ぶのは、この「棚機つ女」がもとになっています。
そして、中国の文化に強く影響を受けた平安貴族たちは、竹竿に糸をかけて願いを星に祈るとかなえられるという乞巧奠(きこうでん)の習わしに従い梶の葉に歌を書き付けて手向ける「星祭り」を行うようになりました。
その後、乞巧奠が大衆の間にも広まり、やがて棚機つ女と結びつき現在のように7月7日の七夕となっていったようです。
江戸時代に入ると、短冊に詩歌を書き、笹竹に軒先に立てる風習が寺子屋の普及とともに浸透していきました。
明治になり、各地の商店街などで大規模な七夕祭りが開かれるようになり、さらに一般の人々の風習として広まっていったようです。

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